A D V A N C E I N F O R M A T I O N
RY/BY#: Ready/Busy#
RY / BY# は,自動アルゴリズムが実行中であるか,完了しているかを示す専用のオープ
ンドレイン型の出力端子です。RY / BY# ステータス情報は,コマンドシーケンスの最後
の WE# パルスの立上りの後に有効になります。RY / BY# はオープンドレイン出力であ
るため,数本のRY / BY# ピンをV のプルアップ抵抗と並列にまとめることができます。
CC
出力がLow(Busy)ならば,デバイスはイレーズまたはプログラミングの実行中となりま
す(これは,イレーズサスペンドモードにおけるプログラミングにも当てはまります)。出
力がHigh(レディ)ならば,デバイスがリードモード,スタンバイモードのどちらかの状
態にあるか,いずれかのバンクがイレーズ- サスペンド- リードモードにあります。
RY / BY# の出力を表14 に示します。
DQ6:トグルビットⅠ
DQ6 に出力されるトグルビットⅠは,自動プログラムまたはイレーズアルゴリズムが実行
中であるか,完了しているか,あるいは,デバイスがイレーズサスペンドモードになって
いるかを示します。トグルビットⅠは自動プログラムまたはイレーズアルゴリズムが実行
中のバンクのアドレスからリードすることができ,コマンドシーケンスの最後の WE# パ
ルスの立上りの後(プログラムまたはイレーズ動作の前),あるいはセクタイレーズタイム
アウト中に有効になります。
自動プログラムまたはイレーズアルゴリズム動作の実行中,自動プログラムまたはイレー
ズアルゴリズムが実行中のバンクのアドレスから次のリードサイクルでDQ6がトグルしま
す。システムは,OE# または CE# のいずれかにより,リードサイクルを制御できます。
動作が完了すると,DQ6 のトグルが停止します。
イレーズコマンドシーケンスをライトしても,消去の対象として選択したセクタがすべて
プロテクトされていると,DQ6 は約100 µs の間トグルし,その後,デバイスはデータア
レイのリードモードに戻ります。選択されたセクタのすべてがプロテクトされているわけ
ではない場合,自動イレーズアルゴリズムはプロテクトされていないセクタのみを消去し,
プロテクトされているセクタは無視します。
システムは,DQ6 と DQ2 から,セクタがイレーズ動作中か,イレーズサスペンド中かを
調べることができます。デバイスがイレーズ実行中の場合(つまり,自動イレーズアルゴ
リズムが実行中の場合),DQ6 はトグルします。デバイスがイレーズサスペンドモードに
なると,DQ6 はトグルを停止します。ただし,システムは DQ2 を使用すれば,イレーズ
動作中またはイレーズサスペンド中のセクタを調べることができます。あるいは,DQ7 を
使用することもできます(DQ7:Data#ポーリングのサブセクションを参照してください)。
プログラムアドレスがプロテクトされたセクタ内のアドレスである場合,DQ6 は,プログ
ラムコマンドシーケンスがライトされた後の約1 µs の間アクティブになり,その後,デバ
イスはリードモードに戻ります。
DQ6 は,イレーズ- サスペンド- プログラムモードの間もトグルしますが,自動プログラ
ムアルゴリズムが完了すればトグルを停止します。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
43