A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ただし,プログラム動作中,またはイレーズ動作中にDQ5 がHigh になった場合,リセッ
トコマンドをライトすると,バンクはリードモード(または,そのバンクがイレーズサス
ペンドモードであった場合は,イレーズ-サスペンド-リードモード)にリセットされます。
オートセレクトコマンドシーケンス
ホストシステムからオートセレクトコマンドシーケンスを実行すると,製造メーカコード
やデバイスコードにアクセスしたり,セクタがプロテクトされているかを調べることがで
きます。オートセレクトコマンドシーケンスは,リードモード,またはイレーズ - サスペ
ンド - リードモードとなっているバンク内のアドレスにライトすることができます。ただ
し,別のバンクのプログラム動作中またはイレーズ動作中は,オートセレクトコマンドを
ライトしないでください。
アンロックサイクルを2 回ライトして,オートセレクトコマンドシーケンスを開始します。
次に,バンクアドレスとオートセレクトコマンドを指定する3 回目のライトサイクルを実
行します。これにより,バンクはオートセレクトモードになります。システムは,コマン
ドシーケンスを再実行しなくても,任意の回数,オートセレクトコードをリードすること
ができます。
アドレスおよびデータ条件を表 13 に示します。セクタプロテクトに関する情報を調べる
には,正しいバンクアドレス(BA)とセクタアドレス(SA)をライトする必要がありま
す。アドレス範囲,およびバンク番号とそのセクタを表3 および表4 に示します。
リードモード(または,バンクがイレーズサスペンドモードであった場合は,イレーズ -
サスペンド- リードモード)に戻るには,リセットコマンドをライトする必要があります。
Enter SecSi Sector / Exit SecSi Sector コマンドシーケンス
SecSi セクタ領域は,16 バイト構成のランダムなエレクトロニックシリアル番号(ESN)
を格納するセキュアなデータ領域です。Enter SecSi Sector コマンドシーケンス(サイク
ル3 回)を実行すると,SecSi セクタ領域にアクセスできます。Exit SecSi Sector コマ
ンドシーケンス(サイクル4 回)を実行するまで,SecSi セクタ領域へのアクセスが継続
されます。Exit SecSi Sector コマンドシーケンスを実行すると,デバイスは通常の動作
に戻ります。デバイスが自動プログラムアルゴリズム,または自動イレーズアルゴリズム
を実行している場合,SecSi セクタにはアクセスできません。両コマンドシーケンスのア
ドレスおよびデータ条件を表 13 に示します。また,「SecSi™(セキュアドシリコン)セ
クタ フラッシュメモリ領域」も参照してください。ただし,SecSi セクタがイネーブルさ
れていると,ACC 機能とアンロックバイパスモードは使用できません。
バイト / ワードプログラムコマンドシーケンス
デバイスは,BYTE# 端子の状態により,ワードまたはバイト単位でプログラムされます。
プログラミングは,4 バスサイクル動作となります。アンロックライトサイクル(2 回)の
後に,プログラムセットアップコマンドをライトして,プログラムコマンドシーケンスを
開始します。次に,プログラムアドレスとデータがライトされると,自動プログラムアル
ゴリズムがスタートします。この後,システム側からは制御やタイミングを取る必要はあ
りません。デバイスは,自動的に,プログラムパルスを内部生成し,プログラムされたセ
ルマージンを検証します。バイトプログラムコマンドシーケンスのアドレスおよびデータ
条件を表13 に示します。
自動プログラムアルゴリズムが完了すると,バンクはリードモードに戻り,アドレスはラッ
チされなくなります。システムは,DQ7,DQ6 またはRY / BY# により,プログラム動作
の状態を調べることができます。これらのステータスビットについては,ライト動作ステー
タスのセクションを参照してください。
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S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日