[AK4612]
■ ディジタルボリューム機能
AK4612はチャネル独立ディジタルボリューム(256レベル, 0.5dBステップ)を内蔵しています。減衰量はレジス
タのATT7-0 bitでそれぞれ設定します(Table 17)。
ATT7-0
00H
01H
02H
:
Attenuation Level
0dB
(default)
-0.5dB
-1.0dB
:
7DH
7EH
7FH
-62.5dB
-63.0dB
-63.5dB
:
FEH
FFH
-127.0dB
MUTE (-∞)
Table 17. ディジタルボリュームの減衰量
ディジタルボリュームの遷移時間はATS1-0 bitで設定します(Table 18)。Mode0, Mode1, Mode2では設定値間の
遷移はソフト遷移です。したがって、遷移中にスイッチングノイズは発生しません。
Mode
ATS1
ATS0
ATT speed
4096/fs
2048/fs
512/fs
(default)
0
1
2
3
0
0
1
1
0
1
0
1
256/fs
Table 18. ディジタルボリュームの遷移時間
Mode0の場合、ATT設定間の遷移は4096レベルでソフト遷移します。00H(0dB)からFFH(MUTE)までには4096/fs
(85.3ms@fs=48kHz)かかります。PDN pinを “L” にすると、ATT7-0 bitは00Hに初期化されます。ATT7-0 bitは
RSTN bitを“0” にすると一旦00Hになり、RSTN bitを“1” に戻すと設定値に戻っていきます。
MS1039-J-01
2009/06
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