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デバイスバス動作
このセクションでは,デバイス バスの動作条件および使用方法について説明します。デバ
イス バス動作は,内部コマンドレジスタにより開始します。コマンドレジスタ自身は,ア
ドレス可能なメモリロケーションを占有しません。このレジスタは,コマンドならびにコ
マンドの実行に必要なアドレスやデータ情報を格納するためのラッチとなります。レジス
タの内容は,内部のステートマシンへの入力となります。ステートマシンからの出力によ
り,デバイスの機能が制御されます。表 1 にデバイス バス動作と各入力条件,制御レベ
ル,ならびに出力をまとめてあります。それぞれの動作についてはこの後,詳しく説明し
ます。
表1. S29JL032H デバイス バス動作
DQ15
~DQ8
BYTE# =
アドレス
(注
CE# OE# WE# RESET# WP#/ACC
VIH
DOUT
DIN
BYTE# = VIL
動作
1
)
DQ7 ~DQ0
L
L
L
H
L
H
H
L/H
AIN
DOUT
DIN
リード
ライト
DQ14–DQ8 = High-
Z, DQ15 = A-1
H
AIN
X
(注
3
)
VCC
0.3 V
±
VCC ±
0.3 V
X
X
L/H
High-Z
High-Z
High-Z
スタンバイ
L
H
X
H
X
H
L
L/H
L/H
X
X
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
出力ディセーブル
リセット
X
セクタプロテクト
SA, A6 = L,
A1 = H, A0 = L
L
L
H
H
X
L
L
VID
VID
VID
L/H
X
X
X
X
DIN
DIN
DIN
(注2)
SA, A6 = H,
A1 = H, A0 = L
セクタプロテクト
解除(注
(注
3
)
)
2)
一時的セクタプロ
テクト解除
X
X
(注
3
AIN
DIN
High-Z
凡例:L = 論理Low = VIL,H = 論理High = VIH,VID = 11.5–12.5 V,VHH = 9.0 ±0.5V,X = 任意,SA = セクタアドレス,
AIN = アドレス入力,DIN = データ入力,DOUT = データ出力
注:
1. アドレスは,ワードモード時 A20:A0(BYTE# = VIH),バイトモード時 A20:A-1(BYTE# = VIL)となります。
2. セクタプロテクト機能,およびセクタプロテクト解除機能は,プログラミング装置からも実行できます。「セクタ / セク
タブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」のセクションを参照してください。
3. WP# / ACC = VIL 印加時,一番外側のブートセクタはプロテクトされたままになります。WP# / ACC = VIH を印加すると,一
番外側のブートセクタ2 個のプロテクト状態は,「セクタ / セクタブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」で説明している方
法により設定された直前の状態(プロテクトまたはプロテクト解除)に従います。WP# / ACC = VHH を印加すると,セクタは
すべてプロテクト解除されます。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
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