H C P L-3 1 2 0 /H C N W 3 1 2 0
以下の全ての情報はHCPL-3120,HCNW 3120の両製品について解説しています。
応用情報(負方向IGBT ゲートドライブの省略)
ドライブ電源を省略することが可能です。ボードのアート
ワークの際には、IGBT のコレクターあるいはエミッターの
パターンが,HCPL-3120の入力に近づかない様に気をつけて
下さい。この間の結合は、IGBT側のトランジェントがHCPL-
3120のLED 入力に飛び込む事につながり,パーフォマンス
の劣化をもたらします。(もし、どうしても近づける必要が
ある場合は、トランジェントの結合により,オフ状態のLED
が点灯しないように,オフ状態でLEDが逆バイアスとなるよ
うにドライブ回路を設計してください)
HCPL-3120はIGBT を完全にOFFする為に0.5V という低い
最大VOLを実現しています。またDM OSトランジスタを使用
することによって低いVOL と1Ω のON 抵抗でHCPL-3120が
ローの状態の時IGBTのゲートをRg+1Ωでエミッタにショー
トできます。図25に示されるような応用ではRgと,HCPL-
3120からIGBTゲートとエミッタ(恐らくIGBT上で小さい
PC ボードの上に直接付けることにより)へのリードのイン
ダクタンスを最小化させることによって負方向IGBTゲート
図25.推奨LED駆動回路と応用回路
6
6-171