ASAHI KASEI
[AK2347]
8)LIM LV端子
LIM LV端子はLimiter回路のリミットレベル調整用端子で、オープン状態と下図のように抵抗を接続して
お使い頂けます。
オープン状態では、予め決められたリミットレベルが得られる回路構成となっており、そのレベルは以下の
式により表されます。
HVref = 0.256 x (VDD – AGND) [Vo-p]
VDD=3Vを例に計算すると
HVref=0.256x(3.0-1.5)=0.384Vo-pとなり、1.5±0.384VがリミットレベルのTyp値となります。
一方、抵抗を介し外部よりAGND(=1/2VDD)電圧以上のDC電圧を印可することでリミットレベルが調整でき、
そのレベルはLIM LVとAGNDとの差分となり、AGND±(LIM LV-AGND)で表されます。
VDD=3Vで計算すると
LIM LV=1.6V時 → 1.5±0.1V
1.7V時 → 1.5±0.2V
1.8V時 → 1.5±0.3V
1.9V時 → 1.5±0.4V
1.933V時 → 1.5±0.433V(Max:-6.6dBx相当)
がTyp値として算出されます。
以上に示すとおり、Limiter回路はAGNDレベルを基準に動作する回路であることから、抵抗を接続する場
合は下図のようにVDD,AGNDを抵抗分割する形で構成し、LIM LV端子にDCレベルを供給するようご推奨
いたします。またR1+R2=51kΩ程度を目標に調整願います。
VDD
R1
7
LIMLV
R2
R1+R2
2
AGND
VSS
LSI
MS0375-J-00
2005/01
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