[AK4616]
■ ソフトミュート機能
ソフトミュートはディジタル的に実行されます。SMUTE bitを“1” にするとその時点のATT設定値から設定さ
れたディジタルボリュームの遷移時間 (Table 7)以内で入力データが-∞ (“0”)までアテネーションされます。
SMUTE bitを“0” にすると、-∞から設定されたディジタルボリュームの遷移時間(Table 7)以内でATT設定値ま
で復帰します。ソフトミュート開始後、-∞までアテネーションされる前に解除されるとアテネーションが中
断され、同じサイクルでATT設定値まで復帰します。ソフトミュート機能は信号を止めずに信号源を切り替
える場合などに有効です。
SMUTE bit
(1)
(2)
0dB
(4)
Attenuation Level
-∞
GD
(3)
GD
AOUT
注:
(1) 設定されたディジタルボリュームの遷移時間 (Table 7)以内で-∞ (“0”)までアテネーションされます。例
えば、Mode 0時、ATT設定値が“00H”の場合は4080/fsサイクルです。ソフトミュートで遷移するATT値
は00H~FFHです。
(2) 設定されたディジタルボリュームの遷移時間(Table 7)以内でATT設定値まで復帰します。例えば、Mode
0時、ATT設定値が“FFH”の場合は4080/fsサイクルです。ソフトミュートで遷移するATT値はFFH~00H
です。
(3) ディジタル入力に対してアナログ出力は群遅延(GD)を持ちます。
(4) ソフトミュート開始後、-∞までアテネーションされる前に解除されるとアテネーションが中断され、同
じサイクルでATT設定値まで復帰します。
Figure 24. ソフトミュート機能
MS1437-J-01
2012/11
- 27 -